2021年3月、湖北省武漢市の就職相談会に参加する大学生ら(STR/AFP via Getty Images)

中国当局、非正規労働者は2億人と発表 「景気悪化で雇用圧力が一段と強まる」

中国国家統計局は今月上旬、昨年12月までに全国の「霊活就業人員(非正規・臨時雇用などフレキシブルな形態の就業者を指し、一時的な失業者や季節工なども含む)」人数が2億人に達したと発表した。専門家などは、いわゆる「霊活就業人員」は中国当局が失業人口を美化するために作った宣伝用語に過ぎないと指摘した。

中国河南省出身の農民工、趙翔さん(仮名)は、「『霊活就業』というのは、失業者が日雇いや短期アルバイトをすることであるに過ぎない。生活上の保障は全くない」と大紀元に語った。趙さんは南部の広東省広州市で働いていたが、このほど会社からリストラされ、地元に戻ったばかりだ。

「霊活就業人員は聞こえはいいが、イコール失業者だ。しかも、霊活就業人員は2億人だけではない。私みたいな農民工や(就職できない)学生、家で『寝そべる』若者を計算に入れていないだろう」

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