「江戸の賑わい今もなお」 東京・湯島天神の白梅
古典落語の演目「富久(とみきゅう)」の話です。
正直者ですが、どこか間抜けで失敗ばかりしている幇間(ほうかん)の久蔵がいました。不運続きで暮らしにも困っていた久蔵が、たまたま一分の金を出して買った「富くじ」が、なんと一番富の大当たり。もらえる賞金は千両です。現代の宝くじで言えば「1等、5000万円」が当たる感覚でしょうか。
当たり札が、自分が買った「鶴の1888番」と聞いて大喜びしましたが、その富くじの札を隠しておいた神棚が、長屋もろとも火事で焼けてしまいます。がっくり肩を落として落胆する久蔵。ところが、顔なじみの鳶(とび)の頭が延焼する前に神棚を持ち出して、火災から救ってくれていました。
関連記事
唐代の奇書『酉陽雑俎』を手がかりに、未知を排除せず包容する中国文明の精神と世界の広がりを描き出す。古人の謙虚な姿勢から学ぶ
目のかすみ、ドライアイ、まぶたのけいれん。強いストレスが目に現れる仕組みと、見逃したくないサインを紹介します
AIに思考や執筆を任せることで、私たちが失っているものとは?アマゾンの6ページ文書文化に象徴される「苦労して考えるプロセス」の重要性を紐解き、AI依存が招く思考の均質化や認知的オフローディングの罠、そして主体性の喪失に鋭く迫る必読論考。
近年は現代医学でも、腸内環境と皮膚の健康をつなぐ「腸皮膚軸」に注目が集まっています。シミを表面だけでなく、内側から見直す視点を紹介します
唐代の奇談集に残る「月を修復する人」の物語。中秋の月に重ねて読みたい、神秘的な月の伝説を紹介します。