香港当局、英NGOに国家安全維持法適用と警告 英外相ら非難
香港での人権侵害について発信してきた英国拠点のNGO「香港ウォッチ」は14日、香港警察から「国家安全維持法に抵触する」との警告通達を受けたことを明らかにした。同法が国外団体に適用されたのは今回が初めてとなる。
香港警察は通達のなかで、香港ウォッチは香港特別行政区の業務に「重大な干渉」を行い「国家の安全を脅かしている」と主張。同団体に10万香港ドルの罰金、または団体代表のベネディクト・ロジャース氏に3年の禁固刑を科す可能性があると警告した。
通達はさらに、72時間以内に同団体ウェブサイトを削除し、活動を停止するよう迫った。実施しなければさらなる措置を講ずるとした。香港警察は2月、国家安全維持法を用いて団体のウェブサイトを香港からアクセスできないようブロックしている。
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