中国 SNSでバズったダイエット注射、本当に安全?

中国で話題の減量注射 急激なダイエットで命の危機

2026/08/08
更新: 2026/08/08

「人気だから安心」。そんな思い込みが、命の危機につながった。

中国・湖南省長沙市で、動画サイトなどで話題になっていたダイエット注射を使い、2か月で約10キロ減量した33歳の女性が、多臓器に障害を起こして緊急入院した。

中国メディアによると、女性は今年6月、動画サイトで人気を集めていたダイエット注射を購入して使用。短期間で体重は72.5キロから約10キロ減少した。

しかし、その代償は大きかった。腹痛や腹部の張り、吐き気、嘔吐などの症状が続き、8月1日に病院を受診。検査の結果、胆石による急性膵炎と診断され、緊急入院となった。

医師は、急激な減量によって胆石ができやすくなり、膵炎など重い合併症を引き起こす恐れがあると説明。治療が遅れれば命に関わるケースもあると警告している。

こうしたケースは相次いでいる。数日前には四川省成都市でも、AIが作成した減量プランで45日間に20キロ減量した34歳の男性が、敗血症と多臓器不全を発症し、一時は意識不明の重体になったと報じられた。

話題の商品だからといって、安全とは限らない。ましてや、専門家でもないAIが作成した減量プランをうのみにするのは危険だ。短期間で劇的な効果を得られるダイエットほど、体への負担は大きくなる。

専門家は、自己判断でのダイエット注射や無理な減量を避け、医師の指導のもとで安全に体重を管理するよう呼びかけている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!