さつまいもの5つの効果  紫芋、紅芋どちらも良い

さつまいもを食べると、頭がすっきりして、免疫力が高まります。

さつまいもは人気の定番商品であるだけでなく、甘い前菜や副菜、おつまみとしても活用できます。健康のために、このでんぷん質の根菜を食べることは多くの利点があります。さつまいもは、中南米、カリブ海、ハワイの先住民にとって日常的な食べ物です。

さつまいもには、β-カロテンやアントシアニンなど、天然の植物化学物質が豊富に含まれています。また、さつまいもにはこれらのファイトケミカルが多く含まれ、特にこれらの色素は安定して存在しているため、食品調理において合成着色料の代わりにさつまいもを使用すると健康的です。全身の健康に役立つとされるさつまいもの5つのポイントについて見てみましょう。
 

1.栄養豊富

角切りにしたさつまいも1カップで以下の栄養素を摂取できます。
水:103g
エネルギー:114キロカロリー
たんぱく質:2.09g
炭水化物:26.9g
繊維:3.99g
糖分:5.56g
カルシウム:39.9mg
鉄:0.811mg
カリウム:448mg
リン:62.5mg
ナトリウム:73.2mg
ビタミンC:3.19mg

オレンジ色や紫色のさつまいもは、β-カロテン、クロロゲン酸、ビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。米国の市場では、通常、果肉は深いオレンジ色で、皮は淡いローズ色から中程度の銅色または赤色で、甘い風味としっとりとした食感のさつまいもが売られています。
 

2.記憶力・認知力の向上

2013年の動物実験では、カフェオイルキナ酸を豊富に含む紫さつまいもエキスに脳の神経保護作用があり、空間学習や記憶力の向上に役立つ可能性があることがわかりました。

紫色のさつまいもは、強い抗酸化作用と神経保護作用のあるアントシアニンに由来する色です。動物実験では、動物の認知機能を改善する大きな可能性を示しています。さらなる研究では、紫色のさつまいもが炎症を抑えることで脳機能を保護することが示されています。

 

さつまいもの紫色はアントシアニンに由来し、アントシアニンは強い抗酸化作用と神経保護作用があります。(Shutterstock)

 

3.免疫力アップ

オレンジ色のさつまいもは、体内でビタミンAに変化するβ-カロテンの最も優れた天然供給源の1つです。

ビタミンAは、健康な免疫システムを維持するために不可欠な栄養素です。「ビタミンAの欠乏は、腸管における免疫反応の低下と関連しており、消化管および呼吸器感染症に関連する死亡率が増加します」と、『自然評論免疫学(Nature Reviews Immunology)』誌の研究者は述べています。

紫色のさつまいもには、免疫力を高める作用のある多糖類が豊富に含まれています。

研究の結果、これらの多糖類はマクロファージの免疫反応を刺激し、免疫グロブリンの産生を増加させることで被験者の免疫反応を調節することがわかっています。また、『藥用食品雜誌』に掲載された別の研究でも、紫色のさつまいもエキスが免疫機能障害を改善する可能性が示唆されています。
 

4.抗がん作用

アントシアニンはさつまいもに含まれる抗酸化物質で、抗がん作用、特に大腸がん、結腸がん、膀胱がん、乳がん、胃がんなどに対する効果が広く研究されています。

大腸がんでは、さつまいもはがん細胞の増殖を防ぎ、がん細胞死を引き起こす可能性があります。膀胱がんでは、さつまいもに含まれるアントシアニンが抗腫瘍効果を発揮します。また、台湾産の紫さつまいもには抗がん作用があり、乳がん、胃がん、大腸がんなどのがん細胞株の増殖を抑制することが分かっています。

実は普段はゴミとして捨ててしまうさつまいもの皮も、体に良いのです。また、皮には、さまざまな種類のがんの増殖を防ぐ成分が含まれていることが、『Nutrition and Cancer(栄養と)』誌の研究で明らかにされています。
 

5.糖尿病の制御と予防

アントシアニンは、糖尿病対策にも利用できます。一般に抗酸化物質は高血糖による酸化ストレスを軽減しますが、紫色のさつまいもに含まれるアントシアニンは、動物実験で糖尿病の肝機能や腎機能、血圧に好影響を与えることが分かっています。

著者について:GreenMedInfo研究グループは、今日の重要な健康・環境問題を調査することを目的としています。

(翻訳・香原咲)