マーベル最新作、中国で公開禁止に 「大紀元」のシーンが問題か
複数の海外メディアによると、中国のファンが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(5月6日全米公開)を中国国内で鑑賞できない可能性がある。同映画の予告編の中に「大紀元時報」の新聞ボックスを映したシーンがあることが一因だとみられる。
4月29日に公開された予告編では、英国人俳優のベネディクト・カンバーバッチが演じる主人公のドクター・ストレンジが、敵であるガルガントス(Gargantos)とニューヨーク市街で戦うシーンに、道路脇に置かれている大紀元時報の新聞ボックスが映っている。
カナダメディア「コミック・ブック・リソーシズ(CBR)」は、中国政府がこのマーベル最新作の公開を禁止したと報じた。中国側は理由を明らかにしなかったという。
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