豚足?ビール? ドイツ料理は何が美味しい? 通が見逃さない5つのメニュー

ドイツ料理といえば、まず思い浮かぶのはドイツの豚足、ビール、ソーセージ、ねじりパンなどでしょう。

しかし、これらは通常、ドイツ南部のバイエルン州の名産品であり、第二次世界大戦後、駐留したアメリカ軍によって世界に発信されたものです。実は豚足やビール以外にも、ドイツの伝統的な名物料理がたくさんあるので、ぜひ一度体験してみてください。

ドイツでは、各地域に独自の伝統料理があります。ドイツ北部、北海に近い地域(ハンブルクなど)は、水産資源が豊富で、魚やエビの料理が豊富なことで知られており、ドイツ内陸部では、南部では豚足、中部ではチューリンゲンソーセージやポテトボールなど、ジャガイモと肉が主役です。ここでは、私が好きなドイツの伝統料理を紹介したいと思います。

ドイツのポテトボールは、日曜のランチや毎年クリスマスによく食べられる定番料理で、主食の肉や赤キャベツの酢漬けと一緒に食べるのが一般的です。 (Shutterstock)

 

1.ポテトボール

ドイツに行ったことのある方なら、ドイツのポテトボール、別名ポテトコロッケをご存知でしょう。ジャガイモを挽いた粉に牛乳と卵黄を混ぜて作ったボール状のジャガイモ料理です。ドイツでは1週間のうち最も重要な食事である日曜日の昼食に出される伝統的な料理で、毎年のクリスマスにも欠かせない定番の料理です。

ポテトボールは地域によって異なり、生地にハーブを混ぜ込んだり、挽き肉や角切りパンなどの具を入れたりすることもあります。多くのドイツ人の心の中には、誰でも自分の好きなポテトボールのレシピがあります。ジャガイモだけ食べるのはちょっとつまらないと思うかもしれませんが、そうなんです!ザウアーブラーテンやハンガリー風ビーフシチューなどの、肉の主食にポテトボールが添えられることもよくあります。また、赤キャベツの甘酢漬けは、ポテトボールに欠かせない定番のトッピングです。

 

東欧発祥のハンガリー風ビーフシチューは、現在ドイツの食卓でよく食べられている料理で、柔らかく煮込んだ牛肉と赤褐色のソースが特徴です。 (Shutterstock)

 

2.ハンガリー風ビーフシチュー

ハンガリー風ビーフシチュー(Gulasch)は、その名の通りハンガリーが発祥地ですが、もうドイツでは一般的な主食となっています。牛肉を柔らかく煮込み、赤褐色のソースで食べますが、とても食べ応えがあり、家庭でも比較的簡単に作れるドイツ料理のひとつです。

さいの目に切った牛肉と玉ねぎ、ブイヨン、トマトピューレ、挽いた赤唐辛子を長時間煮込みます。牛肉だけでなく、豚肉、ラム肉、鹿肉など他の肉も使用可能です。オリジナルのレシピと比べると、ドイツのハンガリー風ビーフシチューは通常、味が重く、ソースも濃厚です。
 

ソーセージはドイツの代表的な食べ物で、地域によって様々な種類のソーセージがあり、ザウアークラウトやフライドポテトと一緒に食べることが多いです。 (Shutterstock)

 

3.ドイツソーセージ

ドイツのソーセージは、地元の重要な主食の一つであるだけでなく、ドイツ文化の中でも非常に重要な位置を占めています。実は、ドイツのソーセージは1種類だけではなく、ほぼすべての地方に独自のソーセージが存在するのです。

私たちがよく目にするピンク色でパリパリ、ジューシーなドイツ風ソーセージは、実はアメリカのホットドッグの原型でもある「フランクフルター・ヴルストへェン」です。

チューリンガー・ロストブラットヴルストは、農業が発達したドイツ中部のチューリンゲン地方を発祥とする代表的な揚げソーセージで、キャラウェイ、胡椒、塩などのスパイスを使ったドイツの定番の屋台料理です。

肉は白色で、クルトン、ケチャップ、イエローマスタードソースと一緒に食べることが多いです。ドイツを訪れた際、簡単なランチを探しているのなら、市場の屋台でフライドソーセージを買ってみてはいかがでしょうか。

ランチを座って食べたい方は、レストランでソーセージのフライにザワークラウト、ポテトソテーやポテトサラダを注文して、ドイツの定番ディナーを楽しむこともできます。

 

ザウアーブラーテンもドイツの日曜料理の定番ですが、3〜4日かけて漬け込むなど、とても手間のかかる調理法です。 (Shutterstock)

 

4.酸味の効いたビーフシチュー

ザウアーブラーテンは、ポテトボールと一緒に食べることが多く、日曜日やお祭りの時に食べる伝統的なドイツ料理です。名前に「酸っぱい」と入っていますが、味はほんのり甘く、塩味もあり、酸っぱくはありません。

濃いコーヒー色のソースが特徴のシチューで、玉ねぎ、ローリエ、クローブ、胡椒、そして赤ワインや酢を加えたソースに3〜4日漬け込み、弱火でじっくり煮込みます。 

 

春にドイツを訪れた際には、レストランでホワイトアスパラガスの料理を注文してみてはいかがでしょうか。栄養価が高く、弾力のある柔らかい食感で、ドイツでは春の定番として親しまれています。 (Shutterstock)

 

5.ホワイトアスパラガス

これだけの肉の主食があれば、ドイツは魚と肉ばかりだと思われるでしょうか。春にドイツを訪れるなら、レストランでホワイトアスパラガスを注文してみてはいかがでしょうか。

ドイツのホワイトアスパラガスは、ホワイトで、通常、太さ1.5〜2cm、長さ20〜30cmで、グリーンアスパラガスよりもあっさりとした風味が特徴です。

また、ホワイトアスパラガスは時期が限られており、栽培も人手に頼る部分が多いため、比較的高価です。しかし、栄養価が高く、柔らかくて弾力のある食感から、ドイツでは春の定番食材としてとても人気があります。 水煮で調理されることが多く、濃厚で甘いオランデーズソースが添えられ、主食の肉料理と一緒に、とても美味しくいただけます。

ドイツにも地域ごとに独自の伝統料理があり、同じ料理でも地域によって調理法が異なります。 本場のドイツ料理を体験したい方は、ドイツの有名な豚足やビールに加えて、これらの料理を食べて、時期によって異なるドイツ料理を堪能してみてはいかがでしょうか。 

(翻訳・李明月)

 

陳遇