イギリス人のゲイリー・フリーランドさんは、よく戦車で子どもたちをスーパーに送り届けます。写真はイメージです。(Shutterstock)

毎週、英国人男性が戦車で買い物に行く

英国ウィルトシャー州の男性が、移動手段として、退役した戦車を購入しました。毎週、子供たちの日用品を買いにスーパーへ行くために、戦車を運転しているのです。子どもたちは、これまで誰も戦車に乗る機会がなかったため、大喜びです。

7月23日付のウェブサイト「LADbible」によると、35歳の男性ゲイリー・フリーランドさんが2万ポンド(約320万円)で戦車を購入しました。3人のお子さんを連れてスーパーに行くなど、よく戦車でお出かけするそうです。

フリーランドさんは、子供を連れて買い物に行くとよく注目を浴びるといいます。「駐車場の親子用駐車スペースに戦車を停めればいい」と冗談を言う人さえいるそうです。

フリーランドさんは、子供たちを連れて外出するには、戦車を運転するのが一番だと言っています。彼が戦車で買い物に行くことを知ると、みんな熱心に助けてくれるからです。

「友達は誰も戦車に乗ったことがないので、すごいと思っているようです」と、彼は戦車の写真や映像を撮って、友人と共有します。

戦車でスーパーに行くメリットは、買い物袋を入れるスペースが広く、カートが通ってぶつかってもへこまないことだそうです。

しかし、問題は戦車が普通の車より大きいことで、駐車スペースから出るのが大変です。幸いなことに、13歳の息子フレディーくんが誘導してくれます。「彼は素晴らしい指揮官だ!」と、フリーランドさんは息子を褒めました。

フリーランドさんは、祖父の影響で戦車が大好きな少年に育ったそうです。祖父の勧めもあり、16歳で軍隊に入り、現在も軍務に就いています。彼は、戦車が展示用として入口に展示されているいろいろな兵舎をよく訪れていました。

フリーランドさんは、普段は私道の他の車の横に戦車を停めています。毎日見るものではないから、通りすがりの人は目を見開いて彼の家の前を通り過ぎていきます。

奥さんは、戦車にお金をかけるなんて「おかしい」と思っているようですが、面白いとも思っているようです。彼女はこれまで戦車に乗ったことがないそうで、いつか一緒に乗って、仲間になってほしいとフリーランドさんは願っています。

また、戦車は最高時速50マイル(約80キロメートル)で走るといいます。視界は良好ですが、後ろや道路をチェックする人が必要で、子どもたちは小さな助っ人になるのを喜んでいます。

戦車を見た人は、必ず驚きの表情を浮かべると言います。

(翻訳・井田千景)

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