2020年9月11日、ホワイトハウスのイーストルームで行われた名誉勲章の授与式に到着したマシュー・ポッティンガー元米大統領副補佐官(Drew Angerer/Getty Images)

元米大統領副補佐官「台湾統一は中国の世界支配への第一歩」日米関与が抑止力

16日に開催される中国共産党第20回全国代表大会で、3期目が確実視される習近平国家主席の今後の台湾政策が注目される。米国の元大統領副補佐官マシュー・ポッティンジャー氏は「台湾統一は中国共産党の世界支配への第一歩になる」と述べ、日米など国際社会が台湾防衛を明確にすることで台湾有事を阻止することができると訴えた。10日付のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

ポッティンジャー氏は、米シンクタンク・ランド研究所が開催した「日米同盟から見た台湾海峡」と題するオンラインセミナーで発言した。中国共産党の長期的な野望について、アジア太平洋地域における米国の影響力を排除するだけでなく、国際秩序を支配することにあると指摘した。

同氏は、台湾有事を阻止するためには、米国と日本が「台湾の安全保障に関してより明確な約束」をし、「中国の台湾侵攻に対する自信を失わせる」ことが重要だと述べた。また、台湾も主権を守る意志を示すことが中国の武力行使を抑止する決定的な要素になると付け加えた。

▶ 続きを読む
関連記事
米国下院外交委員会公聴会で、国務省・国防総省当局者が台湾への「六つの保証」に変更なしと明言。イラン情勢も対台軍事支援に影響せず、過去90日で111億ドルの販売発表。台湾海峡の緊張下で米支援継続を強調
12日の中国外交部会見で示された、台湾有事を「内政」とする論理が日本や沖縄にもたらす法的リスクを分析。中国共産党の法律戦・心理戦に対抗し、日本が発信すべき戦略的ナラティブとは何か?
「(国防は)我々が団結し、対外的に共同戦線を張るべき領域である」と頼清徳総統は述べた
台湾検察は、中国共産党のスパイ組織構築に関与したとして、元行政院職員を含む台湾人男性2名を起訴した。中国の「統一戦線」戦略による浸透工作の一例であり、検察は主犯格に対し懲役10年以上を求刑している
中共が台湾包囲の大規模演習を実施中。トランプ大統領は「習近平は一線を越えない」と冷静に語り、過去の演習より小規模と指摘。台湾国防部は監視映像を公開し警戒態勢を強調