11月13日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、インドネシアで行われる米中首脳会談で、バイデン大統領が習近平国家主席に対立を望んでいないことを明確にする方針だと明らかにした。プノンペンで撮影(2022年 ロイター/Kevin Lamarque)

米大統領、中国と対立望まず 首脳会談で明示へ=政権高官

[米大統領専用機上 13日 ロイター] – サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、インドネシアで行われる米中首脳会談で、バイデン大統領が習近平国家主席に対立を望んでいないことを明確にする方針だと明らかにした。

両首脳はインドネシアのバリで今週開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて14日に初めて対面で会談する。

サリバン氏は記者団に対し、会談は「2、3時間」に及ぶ可能性があると指摘。「大統領は米国と中国が厳しい競争を繰り広げているとみているが、その競争が対立や紛争に発展してはならないと考えている」と述べた。

「責任を持って対処する必要がある。協力できる分野もある」と語った。

また、バイデン氏は大統領就任当初から追求してきたアプローチを継続し、習氏と「完全に率直」な会談を行う方針だとした。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、バイデン氏が習氏との会談後に記者団と話すと述べたが、正式な会見を開くかどうかについては明言を避けた。

バイデン氏はG20サミットに出席するためインドネシアに向かっている。これに先立ちカンボジアで東南アジア諸国連合(ASEAN)や東アジアの首脳と会談した。

サリバン氏はバイデン氏のカンボジア訪問について、米国の関与に対する「大きな要求のシグナル」を示すものだと述べた。

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