食中毒を防ぐのには「殺菌の宝庫」であるお湯が効果的です。(Shutterstock)

お湯は「殺菌の宝庫」 食中毒を防ぐ3つの原則

食べることは人生の大きな楽しみですが、食中毒になってしまったら、得るものよりも失うものの方が大きいです。しかし、3つの原則を守ることで、細菌性食中毒を防ぐことができます。

食中毒を防ぐ:「熱湯」除菌

お湯を沸かして殺菌する「熱湯殺菌」は、便利なうえ大きな効果が得られるのでおすすめです。

食器を洗う前に大きな鍋でお湯を沸かし、口に触れるスプーンやお箸はもちろん、調理に使う包丁やまな板を煮沸させるとよいでしょう。特に生の肉や魚を切るのに使ったものは、熱湯で殺菌すると安心です。一番嬉しいは、変な臭いがなくなり、キッチンの空気がとてもきれいになることです。

また何より、残留の心配がある食器用洗剤を大量に使う必要がないのが嬉しいポイントです。お子さまが直接口に触れる水筒を洗うときは、特に気を遣いますよね。熱湯消毒の他にも、最近では、水筒やお弁当箱など、手の届きにくい溝や縁もきれいにできる泡タイプの食器洗い洗剤が登場しています。

中毒予防のための3つの基本原則

細菌性食中毒を防ぐには、「清潔」「迅速」「高温」の3つの原則があります。調理前や食事の前は必ず手を洗って菌を付けないようにするほか、帰宅後にはすぐに手を洗い、外からの菌を家に持ち込まないようにしましょう。

また、食品は冷蔵庫で素早く冷やしましょう。雑菌が繁殖しにくい5~10℃にすることで、食材の鮮度を保つことができます。例えば、カレーなどの調理済み食品は、常温で一晩放置すると、おなかの痛みや下痢の原因となるウェルシュ菌が繁殖する可能性があります。

また、食品を冷凍する場合は、小分けにするのがおすすめです。一度解凍したものをもう一度冷凍すると雑菌が繁殖する可能性があるので、あらかじめ食べきれる量を小分けにして解凍すると良いでしょう。電子レンジで温められる容器などを使って一人分に分けるのもよいですよ。洗い物が少なく済むので、とても便利です。

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