チャン・イーモウ監督最新映画で沸く民族感情 専門家「反日本車ブームと同質」
旧正月に合わせて公開された映画「満江紅」の余波で、中国では民族感情が沸き立っている。映画に登場する宰相・秦檜の鉄像が浙江省杭州市にあるが、この鉄像に罵声を浴びせ、靴で叩いたり鉄板をぶつけたりするなど言動が激化している。
映画は巨匠・張芸謀監督の最新作で南宋時代の陰謀を描く。タイトルの満江紅は、南宋時代の武将・岳飛が詠んだ宋詞「満江紅・怒髮衝冠」から。秦檜は岳飛を謀殺したとされ、売国奴の代名詞となっている。
浙江省杭州市にある岳飛を祭る廟には、岳飛の墓に向かって秦檜夫人ら4人が後ろ手で縛られ跪く鉄像がある。かねて像に唾を吐きかけるなどの観光客が絶えない。しかし最新映画の公開後、鉄像周辺には連日のように長蛇の列ができ、鉄像に向けられた乱暴な行動がエスカレートしているもよう。
関連記事
中国でAIドラマが急増。人を使わず作れる時代に...俳優の仕事が一気に消えている
中国の大手自動車情報サイトのアカウントが突然制限。自動運転テストとの関係も指摘されるが理由は説明されず
「ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)」第10回首脳会議が21日、コロンビアで開催された。中国共産党の習近平は出席する代わりに、書面による対応にとどめた。この対応をめぐり、米国の国家安全保障上の圧力が強まる中、中共が対外戦略が後退しているのではないかとの見方が浮上している。
中国で若者がショッピングモールを離れ農村の市場へ? 節約だけでなく癒やしを求める動きが広がっている
中国で調査記者が急死。児童誘拐事件の逮捕発表直前という異様なタイミング。過去にも社会不正を追った記者の不審死や拘束が相次ぐ。調査報道は命がけだ