中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は、巨大IT(情報技術)企業の影響力を抑制する欧州連合(EU)の厳しい規則の対象になる見通しだ。写真は2022年8月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

TikTok、EUの巨大IT規制対象になる見通し

[ブリュッセル 8日 ロイター] – 中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は、巨大IT(情報技術)企業の影響力を抑制する欧州連合(EU)の厳しい規則の対象になる見通しだ。「デジタル市場法(DMA)」で定められたアクティブユーザー数の上限を超えているため。幹部が8日、明らかにした。

DMAは4500万人以上のユーザーを持つオンラインプラットフォーム大手に適用される。

リスク管理や外部監査、当局や研究者とのデータ共有、行動規範の採用などを義務付ける内容で、違反した場合は全世界売上高の最大6%に相当する罰金が科せられる可能性がある。

オンラインプラットフォーム企業と検索エンジン企業は今月17日にユーザー数を報告することになっており、これに基づき、欧州委員会が対象企業を指定する。

TikTokの公共政策・政府関係担当ディレクター、キャロライン・グリア氏は「当社のEUユーザー基盤は巨大なオンラインプラットフォームと見なされる量的基準を満たす見込みだが、指定プロセスを待っているところだ」とロイターに述べた。

同社は2020年に欧州でのユーザー数が1億人を突破したと発表している。

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