ロシアのプーチン大統領は23日、核戦力の一段の強化に努めると表明し、海上発射型の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の大量納入を開始すると明らかにした。 提供画像(2023年 ロイター)

プーチン氏、核戦力一段の強化表明 核搭載可能ICBM年内配備

[23日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は23日、核戦力の一段の強化に努めると表明し、海上発射型の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の大量納入を開始すると明らかにした。

プーチン氏は23日の「祖国防衛者の日」を記念する演説で、軍隊に先進的な装備を配備し続けると表明し、「これまで通り、陸・海・空の核ミサイルの強化に一層の注意を払う」と述べた。

また、複数の核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」を年内に初めて配備するとしたほか、戦闘機搭載型の極超音速ミサイル「キンジャール」の量産を継続し、海上発射型の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の大量供給も開始すると明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている