肥満には5つのタイプがあります!漢方医の提案する対処法(3)

(続き)

ズボラでも大丈夫!2つの簡単なダイエット

ダイエットは継続が大事と強調する余雅雯氏は、簡単に実践でき継続が可能な2つの方法を推奨しています。

1.正しい量を正しい順番で食べる:毎食、加熱した野菜を全体量の2分の1、良質なたんぱく質(赤身肉、白身肉中心)を全体量の4分の1、良質な炭水化物(米、さつまいも)は全体量の4分の1という構成です。 血糖値の急激な変動や脂肪の蓄積を防ぐためには、野菜やたんぱく質を先に食べ、次に炭水化物を、胃腸が弱い人はたんぱく質を先に食べましょう。

2.適切な睡眠時間をとる:毎日21~22時には眠りにつく準備をし、23時には入眠するのが最適です、遅くとも午前0時までに寝ましょう。

漢方医学では、1日を12時間(現在の1時間を2時間とする)が人体の12大経絡に対応しており、各時間に対応する経絡上の血液エネルギーが特に強くなると、その経絡が支配する内臓の働きが活発になるとされています。 これは、子午流注(ミッドナイト・ヌーン、エッブ・フロー・ドクトリン)(midnight-noon and ebb-flow doctrine)の理論です。

余雅雯氏によると、胆経は22時から午前1時まで、肝経は午前1時から午前3時まで流れており、この間に眠りにつくことで効果的に解毒ができるそうです。 西洋医学では、23時に成長ホルモンなどが分泌され、脂肪が燃焼しやすくなると言われます。

ダイエットに効くツボ

余雅雯氏によると、指や拳、指圧棒を使って、以下のツボを刺激すると効果的だそうです。

■天竺点

おへその左右指2本分ほどのところにあるツボで、腸の動きを活発にする効果があります。

■関元点

へそから指4本分下にあるこのツボは、婦人科の治療、女性のホルモンバランスの調整によく使われます。

■中原点

へそから指5本分上にあるツボで、食欲を抑制する効果があります。

また、余雅雯氏は毎朝おへそを時計回りにさすり、同時に関連するツボを刺激することを勧めています。

(完)