高市早苗経済安保相はAIをめぐる経済安保・規制枠組みの構築に貢献したとして、「AIWS世界リーダー賞」を受賞した。資料写真(清雲/大紀元)

高市経済安保相にAIWS世界リーダー賞 AI規制枠組み構築に貢献

高市早苗経済安保担当相は25日、AIとデータの経済安保に尽力し、AIの規制枠組みの構築に貢献したとして、ボストン・グローバル・フォーラム(BGF)から「AIWS世界リーダー賞」を受賞した。ハーバード大学で27日、受賞者スピーチの動画が放送される予定。

ボストン・グローバル・フォーラムは高市大臣について、「AIとデータに関する経済安全保障に注力し、AIアシスタントとChatGPTの規制枠組みの概念に基づき、AIガバナンスの規制枠組みを作成する必要性に貢献した」と評価している。

フォーラムはまた、高市氏は「倫理的で透明性の高い、責任感のある世界的な技術開発環境を形成するよう求め、各国政府に参加を促している」と指摘した。

高市氏は国会会期中のため渡米せず受賞者スピーチ動画をフォーラムに送ったという。「嬉しく光栄に存じました」とコメントした。

AIWSとは「AI世界社会イニシアチブ」の略であり、AIの倫理的で安全な利用を目指す取り組みである。

昨年公開されたChatGPTは世界に大きな衝撃を与え、同時にAIの利用をめぐって議論を呼んでいる。ボストン・グローバル・フォーラム「人工知能の進化は、さまざまな分野で大きな可能性を秘めているが、政治的な操作や不当な監視など、有害な方法で使用される可能性がある」と指摘している。

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