病気にならずよく眠りたいなら、漢方医は9つのことをしないようお勧めします。(takeuchi masato / PIXTA)

よく寝て病気にならない 漢方医が教える睡眠時にやってはいけない9つのこと

夏は暑く、寝るときはいつもふくらはぎが出ていませんか?夜中に球技など激しいスポーツをするのが好きですか? 寝室はいつも散らかっていませんか? よく眠り、病気にならないためにやってはいけない9つのことに気を付けましょう。

睡眠時にやってはいけない9つのこと

1.部屋に色々な物を積みすぎない

細菌やカビが繁殖し健康に影響を与えるため、部屋に色々な物を沢山置かず、静かで清潔な空間を保ちましょう。

2.直接風を体にあてて寝ない

夏の夜、多くの人は扇風機の風を体に当てたり、寝ている間も窓を開け風を当てて寝るのが好きです。昔の人は「風を避けるのは剣を避けることだ」と言いました。寝ているとき、体に風が当たっている状態が最も病気になりやすいのです。

かつて二人の患者を診察しました。一人は、夏の夜は暑くて扇風機を足から頭まで体に一晩中吹かせました。もう一人は、冬の夜、寒波の中、部屋の窓を開けすぎて、寝ている時も寒風が顔に当たりました。結局二人とも目覚める頃には片側の顔が歪んで、顔面神経麻痺疾患になりました。

3.ふくらはぎ以下は露出しない

睡眠中に風が足に当たると、気血が不足して、目が覚めると両足がしびれたり麻痺したりして、関節リウマチなどの病気をおこしやすくなります。暑い日でもふくらはぎには薄い布団をかけて寝るようにしましょう。

4.寝るときは電気をつけない

寝るとき、電気をつけることはお勧めできません。人間の精神的、肉体的活動をつかさどる魂と六神が不安になりやすくなります。また、ストーブやヒーターを頭の近くに置かないで下さい。目が充血したり、目と鼻が乾燥することがあります。

5.寝る前に激しい運動をしない

日が昇って働き、日が暮れて休息する、昼は陽を養い、夜は陰を養います。夜の激しい運動(例えば:球技、フィットネス、ダンス、自転車など)は、陰にダメージを与え、陰の欠乏と陽の活動亢進を引き起こし、精神が興奮して眠りにつきにくくなります。

6.寝る前に食べ過ぎない

寝る前に水を飲みすぎたり、物を食べすぎたりしないでください。夜間頻尿や消化不良を起こしやすくなり、体の代謝を低下させ、肥満を招くこともあります。夕食後3〜4時間経ってから寝るのが良いでしょう。

7.睡眠時に入れ歯やコルセットを着用しない

寝ているうちに、入れ歯を飲み込む可能性が高く、生命に危険を及ぼします。また、アメリカのハワイ文明病研究所が、5千人以上の女性を調査したところ、1日12時間以上ブラジャーを着用している女性は、短時間着用している人より、乳がんになる可能性が20倍以上高いことが分かりました。

8.が濡れたまま寝ない

髪を乾かさずに寝ると、頭痛、むくみ、めまい、脱毛、顔色が黒ずむ、歯痛、難聴、フケなどが発生しやすくなります。

9.携帯電話の使用やWi-Fiをつけて寝ない

携帯電話は使用中に、大量の異なる周波数と波長の電磁波が放出され、人の神経系と生理機能に影響を与えます。放出量は極めて少ないですが、注意が必要で防ぐことはできません。自宅のWi-Fiも、基地局のように微量の電磁波を放出し、健康に影響を与えます。

 

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