世界各地で連日の猛暑となる中、イタリアでは19日も気温が上昇し、23都市に警報が出された。ギリシャの首都アテネ近郊では2日前に発生した山火事が続いている。写真は、ローマのスペイン階段付近にある噴水の水で涼む観光客。2023年7月18日に撮影。(2023年 ロイター/Remo Casilli)

欧米・アジアで熱波収まらず、伊23都市に警報 ギリシャ山火事続く

[ローマ/北京 19日 ロイター] – 世界各地で連日の猛暑となる中、イタリアでは19日も気温が上昇し、23都市に警報が出された。ギリシャの首都アテネ近郊では2日前に発生した山火事が続いている。

イタリア保健省は情報ホットラインを開設すると発表。ギリシャでは数十棟の家屋が全焼したほか、数百人が避難を余儀なくされ、辺りは濃い煙で覆われている。消防当局は沿岸の製油所への延焼を防ぐため消火活動に当たっている。

ギリシャ気象当局によると、20日の最高気温は43度に達する可能性がある。

米国でも南部一帯が異常気象に見舞われており、アリゾナ州フェニックスでは20日連続で43度以上の気温を記録した。

ハワイには熱帯低気圧「カルビン」が接近しており、鉄砲水や高波が発生する可能性が高まっている。

中国の首都北京市は28日連続で最高気温35度以上を記録。年間の猛暑日の日数で過去最多を更新した。

韓国では中部や南部で13日以降、豪雨が続く中、中部・清州市で河川の堤防が決壊し冠水した付近の地下道で14人が死亡した。南東部の慶尚北道では土砂崩れなどで22人が死亡した。

また、インド北部では6月1日からの雨季に鉄砲水、地滑り、豪雨による事故で100人以上が死亡している。

関連記事
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。