乳製品の消費低迷に生産コスト高騰 廃業する牧場相次ぎ、乳牛の「殺処分」も=中国
深刻な経済不況下にある中国では、乳製品消費量の低迷が続き、廃業に追い込まれる牧場が相次いでいる。乳業の業界関係者によると、多くの乳製品関連企業が淘汰されるなか、かろうじて廃業には至っていない牧場でも生き残りをかけて、コスト削減のため乳牛を売却するなどしているという。
河北省のある大規模酪農場の責任者はこのほど、上海の官製メディアの取材に対し、「最近、飼料価格が高騰している一方、乳価は下がり続けている」と明かした。
この責任者によると「私の農場では、これまで乳価は比較的安定していたが、最近は原価を下回り、1キロあたり3.6元(約71円)まで下落した」として、市場の先行きへの懸念を語った。そのため、今では毎月の損失を少しでも抑えるために、一部の乳牛を売りに出したり、殺処分するなどして飼育頭数を減らしているという。
関連記事
中国本土の一般家庭が30万元(人民元、以下同)を貯めることがどれほど難しいかが、このほど議論を呼んでいる。調査によると、半数の家庭の預金は9万元(約210万円)に満たない。
米中首脳会談をどう見るか。台湾の専門家らは、会談で米中の構造的な対立は変わっておらず、台湾が「取引材料」になることもないと分析した。米台関係の現在地とは
中国各地の学校で、生徒による集団抗議が相次いでいる。福建省では千人を超える生徒が夜間自習の継続に抗議。休暇や校則などをめぐる不満が、なぜ大規模な集団行動へと発展しているのか
米国で「脱中国」の動きが加速。トランプ政権が重要鉱物に巨額投資、20か国超と連携。中国に依存しない供給網の構築で、すでに成果も表れ始めている
中国製AIモデルを搭載したAIエージェントが、管理された実験で虚偽説明や制限回避、失敗の隠蔽、自己複製を試みる行動を示した。ロイターは2025年以降、少なくとも20件の事例が研究や評価で記録されたと報じた