ブロッコリーは、アブラナ科であり、抗酸化物質が豊富に含まれています。(SeaWave / PIXTA)

若さは食から!7つの最強のアンチエイジング食品を大公開(3)

(続き)

4.ブロッコリー

アブラナ科の野菜を食べると、乳がん、膀胱がん、肺がん、前立腺がんのリスクが大幅に低下します。

アブラナ科のブロッコリーもまた、抗酸化物質が豊富な濃い緑色の野菜で、魔法のような治癒力と病気予防効果があります。同じような歯ごたえのある野菜の中でもブロッコリーは、イソチオシアネート(抗がん化合物)を最も多く含んでいます。イソチオシアネートは、抗がん遺伝子を活性化させるとともに、病気の原因となる遺伝子を停止させる働きがあります。

次の野菜にもイソチオシアネートが含まれています:

◎芽キャベツ

◎カリフラワー

◎キャベツ

◎ルッコラ

◎クレソン

◎わさび

これらの野菜は多く食べなくても、良い結果が得られます。研究によると、週に1回以上アブラナ科の野菜を食べる男性は、前立腺がんの発症リスクが低下するといいます。

ブロッコリーの1日の摂取量は50〜100グラムと言われています。1個はおよそ300~400グラムなので、週に3個ほど食べるのがいいでしょう。

5.ブルーベリー

ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、老化の主な原因である酸化ストレスと闘うことができます。(ツルカメデザイン / PIXTA)

ブルーベリーは甘い香りがするだけでなく、生鮮野菜や果物の中でもトップクラスの栄養価の高さを誇ります。また、ブルーベリーには抗酸化物質が豊富に含まれており、脳細胞や脳機能に有害な体内のフリーラジカル分子を中和する働きもあります。

アメリカのタフツ大学の研究では、ブルーベリーに含まれるアントシアニンが、老化の主な原因である酸化ストレスに対抗できることがわかりました。アントシアニンは、身体の調整、記憶力、気分調整の重要な化学物質であるドーパミンを放出し、脳を刺激します。

ブルーベリー(特に野生のもの)には、次のような強力な健康効果があります:

◎がんのリスクを減らす

◎コレステロール値を下げる

◎心臓病や脳卒中を予防する

◎アルツハイマー病やその他の神経障害を予防する

◎短期記憶力を改善し、脳の老化を防ぐ

◎関節炎の症状を緩和する

◎感染症予防、免疫系の強化

◎尿路機能の改善

◎視力改善と目の健康を保つ

ブルーベリーは糖分が少ないですが、インスリンの急上昇を避けるため、適度に食べるのがベストです。果物や野菜と同様、オーガニックのブルーベリーを買うようにしましょう。

その他のベリー類にも、以下のような強力な治癒・疾病予防効果があることが知られています:

ブラックラズベリーにも強い抗がん作用があり、抗酸化物質含有量はブルーベリーの約3倍です。これらのベリーは生産量が少ないため、手に入れにくく、新鮮なものを買うのは容易ではないので、冷凍されたものを買う必要があるかもしれません。

◎サクランボには、強力な抗がん物質であるフラボノイドとエラグ酸が豊富に含まれています。

◎イチゴには、天然の抗炎症物質であるファイトケミカルが含まれ、心臓保護や抗がん作用もあります。

◎ブラックベリーには抗酸化物質、エラグ酸、ビタミンCとEが含まれ、これらはすべてがんの予防や慢性疾患の改善に効果的です。

◎クランベリーにはポリフェノール(強力な抗酸化物質)が含まれています。研究によると、クランベリーは乳がん細胞の増殖を抑制し、胃潰瘍や歯周病のリスクを減らすことができます。

◎シャーレ実験では、アサイベリー(Acai berrie)に含まれる抗酸化物質がヒトのがん細胞を破壊することが示されました。予想もしなかったのですが、アサイベリーは血液がん細胞の85%以上を自滅させることができます。

(つづく)

関連記事
アブラナ科の野菜は総じて健康効果が高いと言われていますが、そのなかでもブロッコリーは突出しています。特に食物繊維やビタミンCが非常に豊富ですので、これらの栄養素が不足しがちな人には最適な野菜です
「ブルーベリーにはアントシアニン、ビタミンC、食物繊維などの栄養素が含まれており、なかでも、強力な抗酸化栄養素であるアントシアニンが最も際立っている
多種類の野菜を積極的に食べることは、人間の健康全般に有益であり、大いに薦められることです。 複数の研究によると […]
フルーツは、ビタミン、食物繊維、ミネラルを豊富に含み、さらに多くの有益なファイトケミカルを含むヘルシーなスイー […]
春から夏にかけては、新鮮でおいしいブルーベリーの季節ですが、ブルーベリーは一年中食べると良いとされています。その理由は、あの小さな実に大きな健康効果があるからです。