米国はルーマニア、モルドバ両国と協力してドナウ川を利用したウクライナ産穀物の輸出を拡大する取り組みを進めている。資料写真、ウクライナ南部オデーサ州のチョルノモルスク港、2022年8月撮影(2023年 ロイター)

ドナウ川経由のウクライナ産穀物輸出拡大、米国が流域国と推進

[ワシントン 30日 ロイター] – 米国はルーマニア、モルドバ両国と協力してドナウ川を利用したウクライナ産穀物の輸出を拡大する取り組みを進めている。米国務省高官の1人が30日明らかにした。

ロシアが7月、黒海経由でウクライナ産穀物を輸出する合意の枠組みから離脱して以来、国際的な穀物価格が高騰。米国などが大規模な輸出が可能な別ルートの模索を続けている。

こうした中で同高官は「われわれはさまざまな代替ルートの支援を検討しており、最も有力なのはドナウ川の舟運だ。このルートは北大西洋条約機構(NATO)加盟国の領土を通るので、より安全な回廊であり、非常に魅力がある」と記者団に語った。

さらに「この(ルート)ならば相当な量を運べる。われわれはドナウ川の輸送量を2倍に引き上げることを目指す」と説明した。

同高官によると、米国、ルーマニア、モルドバはドナウ川ルートを最大限に活用できる方法を話し合う会合を数週間中に開催するという。

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