あなたにも備わっている自然治癒力 ステップに従って健康改善!(1)

自己免疫を高めるために、徐々に、菜食に変えてゆくと、当然、高タンパク、高脂肪、高糖質の食事は自然に減ってゆきますね。これは実践できますが、タンパク質は大事ですから、多くの人は乳製品、卵、魚を、時々食べる習慣を維持する必要があると思います。

その理由は、いわゆる 「原始的」な、最も健康的食文化が、動物性食品で補われてきたからです。また、ほとんどの子供たちがラクト・オボ・ベジタリアン食(乳製品と卵製品)育ち、抗生物質は一度も投与されたことがないという事実ですね。

私は抗生物質に一度も手をつけていませんが、現実的な人間ですから、厳格な菜食主義より、菜食主義に近いバランスの良い食生活を、折衷案として取り入れるやり方のほうが、多くの人が何十年も継続できると分かっているのです。それが人々の健康に役立つなら、私は折半方式を選びます。

缶を開けてすぐ食べられる豆類の缶詰めは、高繊維質・低脂肪食品でヘルシーなだけでなく、価格も安く、準備の手間もかかりません。調理済みで、食物繊維が豊富で脂肪分も少なく、そして何より素晴らしいのは、これ以上安いものはないということです。

豆類(エンドウ豆やレンズ豆を含む)には、ガン(癌)と闘い、健康に役立つ多くの植物性化合物(ファイトケミカルとも呼ばれる)も含まれています。

もう一つの、安くて用途の広い素晴らしい食べ物は米類です。特に古代から食べられてきた良質の玄米は、たくさんの栄養素が摂取できます。玄米は極めて低脂肪で、血糖値のバランスを保つのに役立つ複合炭水化物の優れた食べ物です。それだけではありません。玄米には、タンパク質、食物繊維、ビタミンB群、微量ミネラルが驚くほど多く含まれているのです。

玄米には、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれ、「完全な」植物性タンパク質です。しかし、ヒスチジンとトリプトファンが少量しか含まれていないため、完全なタンパク質を含んでいるというわけではありません。 しかし、ご飯はどんなものともよくあい、完全で栄養価の高い食事に変えることができます。

まだ、お米派でない方に、以下に4つのコツを情報として提供しておきますね。

1.おいしいと評判の中華料理店を選んで、ご飯とおかずを注文します。お店のご飯は自宅よりおいしいはずです。お店のご飯は白米かも知れませんが、初めて米を食べる人にとっては悪くありませんね。これは、正しく炊いたお米の、おいしさを知ってもらうためなのです。

2.米粉のパンケーキを作ってみましょう。米粉は、健康食品店やネットショップで購入できます。米粉のパンケーキは、子供、特に幼い子供には最適です。細かく挽いて十分に加熱したライスシリアルは、赤ちゃんの最初の固形食に最適です。また、自信を持って言いますが、老いも若きも米粉パンケーキが大好きなはずですよ。

3.小麦のアレルギーに敏感なら、米製品を試しましょう。これは最も安全な低アレルギー食品です。なぜなら、ご存じのように、小麦には通常、胚芽にグルテンタンパク質成分が含まれており、「グルテン」は一般的なアレルギ―の原因ですね。

4.ゆっくりと座って食事を楽しむ時間がない時は、消化の良いご飯を選びましょう。もちろん、米は調理に時間がかかります。ですから、中華の持ち帰り弁当を試すのも良いですね。揚げ物や、甘い飲み物を避けてください。脂肪分がなく、新鮮でおいしい野菜炒めとリゾットの食事が手に入るならよいですね。ファーストフード店のジャンクフードには手を出さないで下さいね。

実際、食事がシンプルであればあるほど健康になります。私は6週間スーパーに行かなくても済む事もあります。庭で育てた野菜で生きていけますからね。野菜でも冷凍すれば2年間は保存ができるし、チーズやヨーグルトは何週間も持ちますよ。ナッツ類も冷蔵庫保存なら同様に長持ちします。米、レンズ豆、あらゆる種類の乾燥豆は常温でも長期保存できます。

上記の食材はどれも安く、複雑な食品ではありません。病院にほとんど行かず、医者との付き合いが無くても大丈夫で元気です。そうです。もちろん、必要なら病院に行き、定期的に健康診断を受け、自分の健康状態を把握することは大事ですね。『ヤブ医者を断て』という本が教えてくれているのは、「医者に行くな」ではなく、医者を必要とせず、あなたの体を健康に保つ重要な智慧なのです。

(続く)