上岡龍次コラム

ヒットラーの過ちと中国共産党の過ちを習近平が繋ぐ

3000年の戦争史を見ると類似のパターンを繰り返すことが知られており、時として“歴史は繰り返す”と言われる時が有る。これは時の権力者が求める方向性が同じなので成功と失敗は時代を超えて繰り返すことになる。最近の例ではドイツのヒットラーと中国共産党の歴代国家主席が行なっている覇権拡大政策が近い。

ドイツのヒットラーは西に覇権を拡大しフランス戦役で勝利してイギリス上陸作戦を計画するが失敗。南の北アフリカ戦線が拡大しイギリス上陸作戦に必要な戦力が拘束されてしまう。さらにヒットラーは東のソ連に侵攻し三正面作戦に拡大したことで戦力が分散し決定的な勝利が得られなくなる。

中国は建国時から西に覇権を拡大し東トルキスタン・チベットに侵攻。インドと領土問題で対立するが南の南シナ海で覇権を拡大して敵を増加させた。さらに東の台湾・日本・アメリカと覇権を拡大させヒットラーと同じ三正面作戦に拡大した。習近平は三正面作戦を解消するどころかインドとの対立関係を悪化させ、さらに南シナ海を世界の火薬庫に変えてしまう。同時に台湾への軍事侵攻を火遊びに変えて人民解放軍の戦力分散を続けている。習近平はヒットラーから何も学ばず中国共産党を誤った道へ進ませている。

▶ 続きを読む
関連記事
イランによるホルムズ海峡封鎖に対し、米国がいかに主導権を奪還すべきかを論じる
北朝鮮が狙う「対衛星兵器」は単なる技術誇示ではない。国内を弾圧し国外を脅かす独裁体制の本質が、宇宙へと拡張された「新たな戦場」の序曲である
イランに対する軍事的成功は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束やシリアのアサド政権の打倒に続いて、ほどなくして起きたものであり、世界中の独裁者に対する警鐘をますます大きく鳴らしている。もし米国に敵対すれば、安全ではいられない。
米国とイスラエルがイランを共同攻撃し、イランがホルムズ海峡を封鎖したことで原油価格が上昇した。米国を含む各国は油価抑制のため複数の措置を講じたが、効果は限定的だ。ある専門家は、油価を下げる最も有効な措置はホルムズ海峡の再開であると指摘する
米国防総省がパランティアのAIプラットフォーム「メイブン」を正式な軍のプログラムとして採用した。日本においても、パランティアのシステムが自衛隊や政府機関に導入される可能性は極めて高いとみられる。高い利便性の一方で、パランティアのAIは常に激しい議論の標的となっている