オースティン米国防長官は8日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃を受け、イスラエルへの支持を示すため米海軍の空母打撃群を東地中海に派遣すると発表した。写真はソレント海峡に入る空母「ジェラルド・フォード」。英ゴスポート近郊で昨年11月撮影(2023年 ロイター/Peter Nicholls)

米、空母打撃群を東地中海に派遣 イスラエルに支援強化

[ワシントン 8日 ロイター] – オースティン米国防長官は8日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃を受け、イスラエルへの支持を示すため米海軍の空母打撃群を東地中海に派遣すると発表した。

空母「ジェラルド・フォード」のほか誘導ミサイル巡洋艦や複数の誘導ミサイル駆逐艦を移動させる。

また、周辺地域でF35、F15、F16、A10などの戦闘機部隊を増強し、イスラエルに弾薬を供給する方針も明らかにした。

バイデン米大統領は8日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議し、イスラエル軍に対する追加支援を数日中に実施すると伝えた。

国防総省はオースティン氏がイスラエルのガラント国防相と電話協議し、米国の対応について説明したと明らかにした。オースティン氏はイスラエルの自衛の権利に対する米国の揺るぎない支持を確認するとともに、今回の米国の措置について、この地域における米軍の態勢を強化し、地域の抑止力を高めるために取られたと強調した。

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