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岸田首相、サウジなど中東4カ国首脳と電話会談 事態鎮静化で協力

[東京 18日 ロイター] – 岸田文雄首相は18日夜、サウジアラビアのムハンマド皇太子やヨルダンのアブドラ国王、カタールのタミム首長、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領と相次いで電話会談を行った。中東情勢の悪化を受けた。

岸田首相は各首脳に対し、パレスチナ自治区ガザ地区を含むイスラエル・パレスチナ情勢を深刻な懸念を持って注視しており、特に市民への攻撃や誘拐は正当化しえないとの見解を表明。ガザ市にある病院が攻撃され一般市民に多大な被害が発生したことに強い憤りを覚えるとした上で、事態の早期沈静化に向けて各国と連携したいとの意思を示した。

各国からは現地の情勢についての深刻な懸念を共有するとの返答があった。

日本の外務省によると、サウジからは、湾岸協力理事会(GCC)としても人道支援を強化していきたいとの発言があった。ハマスとのチャンネルを有するカタールからは、事態の沈静化や人質の早期解放に向けた外交努力について説明があった。

バイデン米大統領は18日にイスラエルで会談を行った後、アラブ諸国の指導者と会談するためヨルダン訪問を予定していたが、これを延期した。ガザでの病院爆発を受けて予定変更を余儀なくされた。

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