米MLBで活躍するロサンゼルス・エンゼルズ所属の大谷翔平選手(Photo by Duane Burleson/Getty Images)

「憧れるのをやめましょう」「エッフェル姉さん」新語・流行語大賞候補30語

今年も残すところ2か月。情報通信大手ユーキャンは第40回「新語・流行語大賞」の候補となる30語を発表した。「憧れるのをやめましょう」「あれ」「ペッパーミル」など野球関連の流行語のほか、社会に浸透するAI技術関連の言葉もノミネートされた。

「憧れるのをやめましょう」は、WBC決勝戦で日本が米国を相手に戦った際、日本チームのエースであり、大会MVPにも輝いた大谷翔平選手が発した言葉。憧れの米国選手を前に、新たな高みを目指すようチームメートを鼓舞した。

このほか、プロ野球阪神タイガースが優勝を言い換えた「あれ」やヌートバー選手のパフォーマンスである「ペッパーミル」も候補となった。サッカー観戦の「声出し応援」など、コロナ明けで活気あふれるスポーツ界を象徴する言葉が並んだ。

「X(エックス)」や「生成AI」「チャットGPT」「電動キックボード」など最新テクノロジーの流行や浸透も候補入り。

今年、海外メディアや国連人権理事会の指摘を経て、エンターテイメント大手ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(故人)の少年に対する性加害問題が国内外に広く公になった。これに関連する言葉「NGリスト」「性加害」も流行語として挙がっている。

仏パリ視察の際、エッフェル塔前でポーズを見せた自民党議員の姿を批判、揶揄した「エッフェル姉さん」、コロナ明けで訪日観光が本格化する中、タクシー不足を補う解決法のひとつとされる「ライドシェア」も候補となった。

選考委員会は、金田一秀穂教授、辛酸なめ子さん、パトリック・ハーランさん、室井滋さん、やくみつるさん等。トップテンや年間大賞は12月発表予定だ。

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