松野博一官房長官は、日ロ非核化協力協定の履行停止について「日本側に事前通報もなく、一方的に公表されたことは遺憾だ」と述べた。写真は、2021年10月4日に官邸で会見する松野官房長官。(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

ロシアの非核化協力協定履行停止、一方的公表は遺憾=官房長官

Hitoshi Ishida

[東京 10日 ロイター] – 松野博一官房長官は10日の閣議後会見で、退役原子力潜水艦の解体などを日本が支援する日ロ非核化協力協定の履行停止をロシアが発表したことについて「日本側に事前通報もなく、一方的に公表されたことは遺憾だ」と述べた。

その上で、今後、外交ルートを通じて詳細を確認していく考えを示した。

共同通信によるとロシアは9日、1993年に締結された非核化協力に関する日ロ政府間協定の履行を停止すると明らかにした。

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