11月10日午後、松野博一官房長官(写真)は会見で、神田憲次財務副大臣が税金の滞納を繰り返してきたと週刊誌で報道されていることについて、納税を司る財務省の副大臣として自覚を持って説明してほしいと指摘した。写真は都内で2021年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

神田財務副大臣の税滞納、「自覚持って説明を」=官房長官

[東京 10日 ロイター] – 松野博一官房長官は10日午後の会見で、神田憲次財務副大臣が税金の滞納を繰り返してきたと週刊誌で報道されていることについて、納税を司る財務省の副大臣として自覚を持って説明してほしいと指摘した。

松野官房長官は、神田副大臣の取るべき対応として、事実関係を精査した上で「政治家の責任において国会等の場で、しっかりと説明責任を果たすことが重要である」と語った。その上で「特に国民のみなさまから税を納めていただく財務省の副大臣の立場にある者として、自覚をもって説明を尽くしてもらいたい」と述べた。

読売新聞によると、神田副大臣は9日午前の参院財政金融委員会で「私が代表取締役となっている会社が保有する土地及び建物について、税金の滞納により市税事務所から差し押さえを受けたことは事実だ。深く反省している」と語り、滞納の事実を認めた。滞納は2013年以降、計4回で固定資産税だったと説明した。

関連記事
8日の参議院決算委員会で、斎藤経産相は「再エネ発電事業者が意図的に発電設備の稼働を抑制・停止させること自体は可能だ」と述べた。中国による電力供給停止の危険性を質した柳ケ瀬裕文議員(日本維新の会)に対する答弁。
安芸高田市の石丸伸二市長は、次期市長選挙への不出馬を表明した。任期満了に伴う市長選は今年7月に予定されている。 […]
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
中国共産党の統治に反感を抱く中国人が続々と東京に集っている。識者らは、辛亥革命時に日本人が孫文らを支援した歴史を想起し、「義を見てせざるは勇なきなり」の精神で中国人と付き合うべきだと指摘した。