国会議事堂 (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

神田憲次財務副大臣が辞任 政務三役で3人目

過去の税金滞納問題が週刊誌に報じられた自民党衆議院議員の神田憲次財務副大臣が13日、鈴木俊一財務相に辞表を提出した。神田氏の辞任は岸田内閣改造後の政務三役で3人目になる。

神田氏は9日、参院財政金融委員会で、自身が代表取締役を務める会社における固定資産税の滞納が原因で過去4度差し押さえを受けていたことを認めた。この問題は、文春オンラインにより報じられた。

神田氏は自民党安倍派に所属し、衆院愛知5区から選出された4回当選の経験を持つ税理士でもある。

税金徴収の責任を持つ財務省閣僚の税滞納について、野党は辞任が適切であると強く批判していた。神田氏自身も「国会運営にこれ以上迷惑をかけられない」と述べ、辞任の理由を説明している。政府は閣議で辞任を正式決定し、後任として副大臣経験者の起用が検討されている。

今回の神田氏の辞任は岸田内閣改造後3人目の政務三役の辞任となる。先月、山田太郎参議院議員が女性との不適切な関係で、柿沢未途衆議院議員が公職選挙法違反事件への関与でそれぞれ辞任している。

岸田政権の支持率も低下している。13日発表の産経新聞社とFNNによる合同世論調査で、27.8%となり政権発足後の最低記録を更新。不支持率も過去最高68.8%だった。

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