権力をほしいままにしてきた中共が落日の国家なのは確かだろう。米国での交渉で、バイデンが言った通り、独裁者のこれからの道は没落への道しかないPhoto by Chris McGrath/Getty Images) (Photo by Chris McGrath/Getty Images)

米国訪問成果なし、中共プロパガンダ行き詰まる

11月中旬、米サンフランシスコのAPEC期間中に、米中首脳会談が開催された。これは1年間で最も高レベルの米中交渉であった。首脳会議に先立ち、多くの米国の高官が北京を訪問し、中国との継続的な接触を希望している様子であった。そのため、多くの人々は、この首脳会議で米国が何らかの譲歩をすると予想していた。例えば、ハイテクに関する制裁の緩和や、中国への一部の関税の取り消しに関してである。しかし、会談終了後、米国が実質的な譲歩をしていないことが明らかになり、むしろ中国が米国が望むいくつかの約束をしたことがわかった。では、今後の米中関係はどのような方向に進むのだろうか。 

中国語「大紀元時報」総編集長の郭君氏は新唐人テレビ『菁英論壇』番組で述べた通り、このAPECサミットでは、元々多くの人々が米中両国がそれぞれ譲歩すると考えていた。例えば、米国が中国からの一部の輸入品に対する処罰的関税を取り消すことや、一部の技術制裁を緩和することである。しかし、両国の声明からは、米国が譲歩した形跡は全く見られず、むしろ中国共産党(中共)が一部の条件に同意したことがわかる。例えば、高官の軍事交流やフェンタニル問題の制御についてである。

そして、両国は共同声明や共同記者会見を行わず、それぞれが別々に声明を発表した。このサミットの前に、中共は台湾問題を核心的利益の中心と位置づけていたが、米国は譲歩しなかった。注目すべき点は、米国が一貫して実施している「一つの中国政策」(中共の解釈とは異なる)を述べ、さらに「両岸の現状を一方的に変更することに反対する」と付け加えたことである。米国は、中共が要求する「台湾独立反対」や「平和統一を支持する」といった言葉を使用しなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中共元国防相だった李尚福と魏鳳和が、4月7日、死刑判決を受けた。中国問題研究者の袁紅冰氏は、台湾海峡有事をめぐる見解の違いや、習氏への忠誠を疑われたことが処分の一因だとの見方を示している
米国が制裁を科したイラン産石油輸入関連の中国製油会社に対し、中共は口頭では「反撃」姿勢を示す一方で、水面下では国内銀行に当該企業への新規融資停止を密かに命じていたことが明らかになった。
昨年11月、高市早苗首相が「台湾有事論」を表明して以降、日中関係は急速に悪化した。日本メディアの調査によれば、中国の複数の大学が「国が認めていない」との理由で相次いで訪日交換留学プログラムを取り消しており、学生の中には「悲しくて一晩中眠れなかった」と訴える者もいる