肌トラブルは体内の問題を反映しているかも

30代のニキビ対策方法と中医学の視点 (中)

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熱」は荒れにつながる

過食が多い、甘いものを好んで食べる、精製されたでん粉をよく食べる、喫煙や飲酒が多い…このような食生活や生活習慣は、肺に熱を生じやすく、肌の状態を悪化させ、乾燥、荒れ、吹き出物ができやすくなることがあります。また、日光を浴びすぎて肌が紫外線にさらされすぎると、肺に熱が生じ、吹き出物が出きます。

チェック

過食
甘いものを好んで食べる
精製されたでん粉をよく食べる
タバコを吸う
飲酒
頻繁に日光にさらされる

ニキビ肌のケア

長年の診断と治療を経て、筆者があることに気づきました。吹き出物に悩む人の大多数が自分の肌タイプを誤解しており、吹き出物は肌が脂っぽいことが原因であると考えています。そうではありません。 吹き出物ができやすい肌は皮脂が分泌されやすいのですが、それは乾燥しすぎた肌には保護層がないため、皮脂が分泌され続け、肌の表面に皮脂が溜まるからです。

ですから、肌の油分だけを見て、クレンジングやスキンケア製品で油分をコントロールしますが、油分除去が深刻であればあるほど、皮膚は乾燥し、角化がひどくなり、感染して吹き出物が発生する可能性が高くなります。

吹き出物の原因は皮脂の分泌よりも、肌のストレスであることが多いのでどのようにケアすれば正しいケアができるのでしょうか。良質な睡眠習慣を身につけ、体内ホルモンのバランスを保ちます。外部からのスキンケアとして、「油分と水分のバランス」が最も重要なコンセプトです。適度な洗顔とは、単に油分を落とすのではなく、適切なスキンケア製品を使用することを意味します。 お肌のお手入れのコツをいくつかご紹介しましょう。

ヒント1:洗顔は控えめに
朝晩2回の洗顔後は、デリケートな肌を守るために、水分と油分を補うことが大切です。 洗顔後の肌がつっぱらないことも大切ですが、洗顔後に乾燥が気になる場合は、洗いすぎで肌を傷つけている可能性があります。 洗顔のしすぎは、顔の天然オイルを落とすことになるので禁物ですよ。

ヒント2:正しいスキンケア製品を使う
市販のオイルコントロール洗顔料や化粧水のほとんどにはアルコールが含まれており、肌を乾燥させてしまいます。吹き出物ができて、炎症を起こした肌をケアするには、洗顔料やスキンケア製品を敏感肌用のものに切り替えましょう。過剰な油分補給や洗顔をしないでください。

ヒント3:保湿に力をいれる
ニキビ肌は、角質の取りすぎが原因で炎症を起こし、肌の保護膜が失われていることが多いです。洗顔後は、まず化粧水をつけ、肌を保護するために、油分を含む乳液をつける必要があります。ニキビ肌の男性は、化粧品を塗るのが嫌でも、せめて保湿をするか、少量のオイルを塗って肌を保護しましょう。

ヒント4 : 紫外線対策を強化する
過度の日光は肌を傷め、酸化を引き起こすだけでなく、紫外線は肌の炎症を悪化させます。日中の暑さで大量に汗をかくと、細菌感染を引き起こす可能性があるため、顔の吹き出物を手で触らないでください。汗をかいたとき、拭く前にタオルを清潔にしておいてください。ニキビ跡がある人は、ニキビ跡の原因となるメラニンの沈着を避けるため、日光を避けましょう。屋外で運動するのが好きな人は、帽子をかぶり、肌を守るために日焼け止めを塗ることを忘れずに。
 
(つづく)