12月7日、 バイデン米政権はウクライナとイスラエルへの追加支援に共和党の支持を取り付けるため、国境対策として難民申請に新たな制限を設け、国外退去の略式手続きを拡充する措置を予算法案に盛り込むことに同意する方向で検討している。写真は11月、ニューヨークの移民裁判所に行列する移民ら(2023年 ロイター/Shannon Stapleton)

米政権、難民申請の制限受け入れも 共和との駆け引きで=関係筋

Ted Hesson

[ワシントン 7日 ロイター] – バイデン米政権はウクライナイスラエルへの追加支援に共和党の支持を取り付けるため、国境対策として難民申請に新たな制限を設け、国外退去の略式手続きを拡充する措置を予算法案に盛り込むことに同意する方向で検討している。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

共和党はメキシコとの国境で移民流入を抑制するための追加対策が講じられなければ、ウクライナ追加支援に賛成しない立場を鮮明にしている。

関係筋によると、政権側は難民申請者の初期審査の基準引き上げを受け入れる用意があり、他国を経由して入国した難民申請希望者が最初の到着国で難民申請すると定める「安全な第三国」条項のようなものも容認するとみられる。

また、国外退去の略式手続きの適用範囲拡大にも同意する可能性があるという。

ホワイトハウスのアンジェロ・ヘルナンデス報道官は、バイデン大統領が「壊れた」国境を直すために議会が行動を取るべきだと明言していると指摘し「大統領は譲歩する用意があると述べている」と語った。

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