オーストラリア人女性のアンバー・ハリスは、ミナミゾウアザラシに車をふさがれ、通勤を妨げられた。 写真は南極大陸のミナミゾウアザラシ (パブリックドメイン)
アザラシも人を見るのかもね

オーストラリア人女性、600キロのアザラシが邪魔になり出勤できず=上司が休暇を認める

オーストラリアのある女性が最近、600キログラムもあるアザラシが彼女の庭に現れ、彼女の車の前に立ちはだかり、仕事に車で行けなくなり、とうとう上司に休暇を申請するしかなくなりました。そして上司は彼女の休暇理由を聞いて笑って承認したとのことです。

オーストラリア放送協会(ABC)によると、この出来事は11月14日にタスマニア州南部のホバートで起きました。地元の住民であるハリスさん(Amber Harris)はその日の朝、自宅の庭に巨大な南ゾウアザラシが現れているのを発見しました。

この600キログラムもあるアザラシの名前はニール(Neil)です。彼は地元では有名な存在で、ホバート近くのビーチでよく見られ、交通コーンで遊んだり道路に登ったりすることもあります。彼はインターネット上で数年間有名になっていたのです。

しかし、ビーチに住んでいるハリスさんは予期していなかったことで、ニールが自宅の庭に入ってきてそこら中を歩き回っている姿を見たのです。彼は最初、ハンモックに頭を置いたり、次に木の板の上に登ったりし、そして彼女の車の前に横になって大の字で眠り始めました。

ハリスさんは仕事に行けないことを上司に電話で伝え、写真を送ったそうです。「600キログラムのアザラシが車の前に立ちはだかっていると、何もできません」と彼女は言いました。

ハリスさんによると、上司は彼女の休暇理由を聞いて笑い出し、その会社の人々もみんな笑っていたとのことです。

ハリスさんは野生動物の専門家から、ニールを食べ物で誘導して去らせることはほとんど望めないと聞きました。彼はおそらく何も食べないとのことで、彼が岸に上がると通常、3〜4週間そこに留まり、その間は主に眠って過ごすことが多いと言われました。

しかし、ニールはハリスさんの庭で数時間遊んだ後、ゆっくりとビーチに戻って行きました。

ハリスさんはなぜニールが彼女の家を訪れたのかはわからないと言いますが、不満は持っていません。

「彼がなぜ私の前庭を選んだのかわかりませんが、彼が来たいと思えば、私は彼を歓迎します」

と、笑顔を見せました。

 

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