イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶への攻撃が激化していることを受け、海上貿易に混乱が生じている。世界的な海運大手などがスエズ運河の航行を避け、喜望峰を回る迂回(うかい)ルートを取っているためだ。写真は貨物船「ギャラクシー・リーダー」の上を飛行するフーシ派のヘリコプター。写真は11月20日に公開。(2023年 ロイター/Houthi Military Media/Handout via REUTERS)

アングル:紅海海上貿易に混乱、フーシ派の攻撃でエネルギー供給に影響

John Davison

[18日 ロイター] – イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶への攻撃が激化していることを受け、海上貿易に混乱が生じている。世界的な海運大手などがスエズ運河の航行を避け、喜望峰を回る迂回(うかい)ルートを取っているためだ。

フーシ派は18日、紅海での貨物船への無人機(ドローン)攻撃を開始したと発表。業界アナリストによると、コンテナ船大手のスイスMSCを含む複数の海運大手が喜望峰を経由する航行を開始し、コスト増と遅延が発生、今後数週間で一段の悪化が見込まれるという。

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