2021年1月17日、渋谷スクランブル交差点を歩く人々 (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

日本人の約77%、台湾に「親しみを感じる」 懸念事項は「台湾海峡情勢」=世論調査

台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)は18日、日本人の台湾に対する意識調査結果を発表した。約46%がアジアの主要国の中で最も親しみを感じる国・地域は「台湾」と答え、首位につけた。一方、日台間で最も懸念される問題については、「台湾海峡情勢(台湾と中国との関係)による日本への影響」とした。

台北駐日経済文化代表処は10月30日~11月1日にかけて、1千人(20~89歳の日本人)を対象に世論調査を実施した。それによると、約77%が台湾に親しみを感じると回答し、65%が台湾は信頼できると答え、約73%は現在の日台関係は良好であるとの見方を示すなど、日台関係の発展についても肯定的であることがわかった。

最も親しみを感じる国・地域ランキングでは首位の「台湾」に次いで「韓国(約19%)」「シンガポール(9%)」「タイ(8%)」となり、最下位は「中国(約2%)」だった。

「台湾と聞いて思いつくことは何か」との質問には「日本に友好的(約75%)」が最も多く、その後に「食べ物がおいしい(45%)」「日本と歴史的なつながりがある(約37%)」と続いた。5位の「台湾有事」に関しては、特に男性や60〜80代が懸念を示した。

日台間で最も懸念される問題については、「台湾海峡情勢(台湾と中国との関係)による日本への影響(約45%)」が最も多く、次いで「領土問題(約9%)」「歴史問題(約7%)」となった。「福島第一原発の処理水の海洋への放出に関する問題(約5%)」は6位だった。一方で、「ない」と答えた回答者は約21%に上った。

「『台湾海峡の平和と安定』のために重要なことは何か」との質問に対しては、57%が「外交や対話による協調」と回答し、次いで「日米台の連携の構築(約37%)」「台湾の防衛力の強化(約27%)」「日本の防衛力の強化(約26%)」となった。

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