2023年1月11日、台湾・高雄の軍事基地で、旧正月休暇を前に戦闘態勢を示す2日間の定例訓練が行われた(Annabelle Chih/Getty Images)

ジョンソン下院議長、中国ロケット発射後「台湾防衛」に協力すると誓う

マイク・ジョンソン下院議長(共和党)は本日、米連邦議会議事堂で台湾特使と会談した。ジョンソン下院議長は、中共(中国共産党)からの軍事的挑発に対し、台湾の人々を支援し続けることを誓った。

ジョンソン氏は「我々は台湾の人々と肩を並べている。台湾を守ることは非常に重要だ」とし、「中国共産党のいかなる軍事的挑発も阻止したい。 米国は友好国とともにある」 と記者団に語った。

ジョンソン氏は、台湾の事実上の駐米大使であるアレクサンダー・ユイ特使と会談した。このことは、台湾は中国の一部であると主張する北京の中共当局を激怒させる可能性が高い。

ユイ氏は、「揺るぎない友好関係をさらに強化する」ことを楽しみにしていると述べた。

これに対して、ジョンソン氏は「我々は重要な関係を築いており、それを強化したい」と語った。

中国共産党が台湾上空にロケットを打ち上げる

中国共産党は、この土曜日(13日)に新総統の投票を控えた台湾に対して、脅迫と嫌がらせの作戦を展開している。

今週、中国は台湾上空に複数の気球とロケットを打ち上げたが、これは今週末に予定されている台湾総統選挙の結果に影響を与えようとする試みの一環であると専門家は見ている。

中国が人工衛星を搭載したロケットを台湾の領空に発射したことを受け、台湾政府は火曜日に空襲警報を発令した。 台湾の外務大臣は、この事件は選挙を前に有権者を動揺させることを目的とした、より大きな嫌がらせのパターンの一部であると述べた。

ホワイトハウス国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、バイデン政権は引き続き台湾の自由で公正な選挙を支援すると述べた。

カービー報道官は9日の記者会見で、「我々は、自由で公正かつ透明性のある選挙を望んでおり、台湾の人々が誰を選ぼうとも、我々は台湾の人々に寄り添い、協力する用意がある」と語った。

中共は「台湾は一つの省であり、どんな手段を使っても大陸と統一しなければならない」と主張している。 しかし、中国共産党政権が台湾島のどこかを実際に支配したことは一度もない。

また台湾は民主的な政府によって自治されており、台湾の市場経済は世界で最も成功した一つだ。 中共の立場を尊重するため、米国は台湾と正式な外交関係を結んでいないが、米国と台湾は経済的にも軍事的にも緊密な非公式関係にある。

ジョンソン氏とユイ氏の会談に対する北京の反応はまだ不明だ。

2022年8月、ナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した際、中国共産党は台湾周辺にミサイルを数発撃ち込み、米国との軍事的関係をすべて断ち切った。

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