中国の経済学者である盧麒元氏は中共の汚職に手を染めた官僚や国営企業のトップが海外に資金流出させた総額は、最低でも3兆ドル(約471兆円)に達するとの見解を示した(Pedro Pardo/AFP via Getty Images)

両会での首相の政府報告が疑問呈す 香港株は下落?

中国共産党(中共)の政治協商会議と全国人民代表大会の「両会」がこの2日間で相次ぎ開かれた。

香港の各界、特に株式投資家は、北京が「両会」で経済を刺激する措置を発表することを期待していたが、3月4日、最初に開かれた全国政治協商会議では、香港株への刺激効果はなかった。香港ハンセン株価指数は全日でわずか6ポイントしか上がっていない。

そして3月5日、李強首相が全国人民代表大会で政府業務報告を行った後、香港株は開場後に続落し、午前中には一時400ポイント以上、2%以上下落した。午後の開場後も下落は続き、ハンセン指数は一時500ポイント以上下落し、最新は1万6176ポイントで、428ポイント、2.58%下落した。

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