三井E&S、中国製クレーン置き換えへ協議開始 高まる存在感に株価も上昇傾向
三井E&Sと同社の米国での子会社のPACECO(パセコ)は米国で港湾クレーンの生産再開に向けて、パートナー候補と協議を始めた。米政府が5年間で助成金など200億ドルを投じる肝煎りのプロジェクトへの参入だけに、1日の同社株価は上昇傾向を示した。米国は中国共産党のサイバー攻撃を危惧しており、信頼性の低い中国製クレーンを置き換える計画だ。米国のサプライチェーンにおける日本の役割が一段と高まる。
三井E&SとPACECOのクレーン生産については、2月21日の米ホワイトハウスの発表で明らかになった。近年、中国企業が大挙して港湾クレーンの市場に参入したが、情報漏洩のリスクがあると指摘されている。内蔵センサーによって荷物のルートを追跡できるため、軍事物資の輸送データなどが中国共産党に察知されるリスクが米国当局内で議論されてきた。
大統領令では、海運等に関する国土安全保障省の権限を強化し、港湾施設の事業者に対して、サイバー攻撃を受けた際の報告を義務付けた。中国製クレーンの使用を継続する場合には、システムの安全対策を強化し、脆弱性を排除することを求めた。
関連記事
日本銀行の2025年10〜12月期「資金循環統計」が発表された。過去最高の2351兆円となった個人金融資産や、加速する投資へのシフト、日銀の長期国債保有割合の50%割れなど、市場の最新動向が示された
世界一の富豪イーロン・マスク氏は22日、人工知能(AI)と宇宙向け演算の中核を担う半導体製造を目的とした新たな計画を発表した。その規模の大きさから、世界の半導体産業の勢力図を塗り替えかねないとの見方も広がっている。
23日の東京株式市場で、日経平均株価は一時2600円を超える大幅な続落を記録した。中東情勢の緊迫化による原油高や米長期金利の上昇、米半導体株安が重荷となり、ほぼ全面安の展開となった
南アフリカ政府が、国内の鉄鋼産業を保護するために中国とタイ産の形鋼に対して高率のアンチダンピング関税を課した
日米首脳会談を通じ確認された日米同盟の「新たな黄金時代」を築く経済安全保障戦略の全貌に迫る