2016年1月24日、スティーブン・ローチ(Stephen S. Roach)氏(右)が、当時モルガン・スタンレーのアジア会長としてアメリカ外交関係評議会(Council On Foreign Relations)のイベントに参加した際の様子。(撮影:杜国輝/大紀元)
ローチ氏が北京フォーラム参加の妨げられた背景を語る

ローチ氏、中国訪問における検閲体験及び中国共産党との関係の再評価

 

スティーブン・ローチ氏、元モルガン・スタンレーのアジアの会長は、最近の中国訪問において予期せぬ検閲と冷遇を経験し、中国共産党との長年の特別な関係を見直すこととなった。かつて「旧友」と称され、中共の高官に対し鋭い質問を自由に行うことを楽しんでいたローチ氏は、この訪問を通じて、その自由が幻想であったと痛感した。

中国共産党のプロパガンダにより「旧友」と称されたことのあるスティーブン・ローチ氏は、かつてアメリカの投資銀行モルガン・スタンレーでチーフエコノミスト兼アジア地域の会長を務めており、4月5日には自身のウェブサイトで「意味は何か?」と題する記事を公開した。この記事は、彼が3月末に招待された北京の第25回中国発展高層フォーラム(CDF)に参加した後、彼がずっと抱いていた疑問に基づいている。

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