露極東都市で核漏れ、非常事態を宣言した(ALAIN JULIEN/AFP via Getty Images)

露極東都市で核漏れ、非常事態を宣言、中国は警告なし

5日、中国と接するロシアの極東都市であるハバロフスクで原因不明の放射能漏れがあり、ロシア政府は緊急事態宣言を発令していた。放射線の量は一時、正常値の35倍以上になっていた。ロシアと中国の国境沿いには35万人が住んでいるが、中国政府は現在これについては何の警告も発していない。

ロシアの公式メディア「タス通信」は、住宅から約2.5キロ離れた送電鉄塔付近で高い放射線量を検出したと伝えた。放射線源は「除去され保護容器に入れた」「放射性廃棄物保管施設に運ばれた」と報告している。負傷者や被曝者はおらず、「国民に健康への脅威はない」と付け加えた。現在、問題地域への立ち入りは制限されている。

ただ撮影された動画には、放射線防護マスクを着用した男性が放射線読み取り装置を持ち歩いている。暗闇の中「廃棄物捨て場」の上を歩くと急速に数値レベルが上昇するのが見える。放射線測定器は 0.45 マイクロシーベルトで警報が鳴るが、画面に表示される最高測定値は5.99マイクロシーベルトだ。

▶ 続きを読む
関連記事
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
黒タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]