「もしトラ」に備え、麻生太郎氏とトランプ氏NYで会談
自民党の麻生太郎副総裁が、2024年4月23日にニューヨークのトランプタワーでトランプ前米大統領と約1時間にわたる会談を行った。この会談は、トランプ氏が再選された場合に備え、両者の良好な関係構築を図るものとみられる。
麻生氏は、トランプタワーの玄関で笑顔で迎えられた。トランプ前大統領が不倫口止め疑惑をめぐる事件の審理に出廷している中での会談だ。トランプ氏は自身のX(旧ツイッター)に、ロビーで麻生氏を迎える写真を投稿し、「とても名誉なことだ」と述べた。両者は1時間の会談を通じお互いをよく知ることで理解を深めた。故安倍晋三元首相に話が及ぶと、「私の良き友人であり、偉大な人物だった。彼がいなくなるのは本当に寂しい」と語った。
上川陽子外相は23日の記者会見で、麻生氏の訪米は個人的な活動で、政府は関与していないと述べた。会談は自民党の政策に直接的な影響はないと考えているが、トランプ氏が2024年の大統領選で再選される「もしトラ」への対応は課題となっている。
関連記事
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
木原稔官房長官は1日の記者会見で、中国共産党官製メディアが沖縄の日本への帰属を疑問視する内容の報道を報道していることについて、「コメントする必要ない」と一蹴。「なぜなら沖縄は我が国領土であることに何ら疑いないからだ」と強調した
高市総理はFIIアジアサミットで、経済安保を柱とする「危機管理投資」による成長戦略を力説。積極財政への懸念に答えつつ、「進撃の巨人」のセリフを引用し、日本への投資を強く促した
高市首相の国会答弁に対し、中国側が総領事投稿や国連書簡で反発。日本は抗議と対話継続を表明し、相互大使召喚、経済措置、海警活動が発生。米国が日本支援を表明する中、日中関係が悪化している経緯をまとめた
駐日中国大使館がIAEA理事会での中国側発言を引用して日本の非核三原則を批判したことを受け、外務省がXで反論した