イメージ画像、上海の警察、2023年11月26日。(REBECCA BAILEY/AFP via Getty Images)
「事件捜査」を口実としてカネの巻き上げ

金欠の中国公安による「濡れ衣」 被害者は泣き寝入り

財政難にあえぐ中国の地方公安部門、彼らによる、「遠洋捕獲」と呼ばれる「濡れ衣を着せてのカネ略奪」が社会問題になっている。被害を受けた民衆や企業は訴える場もなく、泣き寝入りするしかない。

「遠洋捕獲」とは、貧しい省の公安部門が「事件捜査」を口実に、経済が発達している他省へ赴き、権力濫用をして、個人や企業に濡れ衣を着せて金を巻き上げる下劣なやり方だ。ネット上では「公権力乱用!」「強盗と同じ」など怒りの声が噴出している。

「遠洋捕獲」は昔から存在していたが、近年は地方政府の財政難により、何としても金をつくりたい地方公安による、この類の法執行が増えている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党(中共)当局は国内の混乱を隠すため、ポルノ投稿でSNSを氾濫させる手法によりデジタル権威主義を拡大している
中共がロシアへの観光を推進する中、現地では中国人観光客の死傷事故や失踪事案が相次いでいる。中共駐ロシア大使館が安全への注意を呼びかけたことで、戦争状態にある国への渡航を奨励してきた中共の姿勢と、現実の危険性との大きな乖離が改めて浮き彫りとなった
中国で1月の地方「両会」開催に伴い、各地で監視体制が激化した。陳情者を24時間監視する「維持安定」経費は軍事費を凌ぐ勢いであり、その巨額予算を役人と警備会社がかすめ取る腐敗の実態を報じる
インドでニパウイルスの感染が報告された翌日、中国メディアが武漢ウイルス研究所が新型コロナの治療薬がニパウイルスに対して有効性を示したと報じたことに疑念の声が上がっている
「法輪功迫害を追査する国際組織」(追査国際)が、武漢市の臓器移植医療をめぐる深刻な疑惑を告発した。強制的な臓器摘出や短期間での移植実施など、衝撃的な実態が報告書で明らかにされている