2015年1月28日、日本スズキ株式会社の会長兼CEOである鈴木修氏(右)と、グジャラート州の州首相であるアナンディベン・パテル氏が、アフマダーバードから約120km離れたハンサルプル村で行われたスズキ車製造工場の定礎式に出席した。 (Photo credit should read SAM PANTHAKY/AFP via Getty Images)

徹底した現場主義 類まれな先見の明で3兆円企業に スズキの鈴木修氏が死去

自動車メーカー、スズキの鈴木修(すずき・おさむ)相談役が25日午後3時、悪性リンパ腫のため94歳で死去した。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。

鈴木修氏は、中央大卒業後、銀行員を経て、1958年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社。78年に社長に就任してからは、現場主義を貫き、コスト意識を社内に浸透させ「アルト」を大ヒットさせた。その後1993年、従来の軽自動車より背の高い「ワゴンR」を発売。軽自動車の狭いという固定概念を破壊し打ち破り、他社も巻き込んだ軽トールワゴンブームを牽引した。

同氏は2012年11月にはアメリカでの新車販売から撤退、2018年9月には中国市場から撤退することを発表し、一方で1980年代からまだ発展途上だったインド市場に注目し、2023年度には、スズキのインドにおける総販売台数が初めて200万台を超え、213万5323台に達するまで成長させた。社長就任当時、約3千億円だった売上高は3兆円を超えるまでに成長した。

 

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