2024年11月7日、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利し、民主党のカマラ・ハリス氏を破って見事な政治的逆転劇を成し遂げたと米メディアが6日に発表した。(写真:WANG Zhao / AFP)

中共党首が経済振興を呼びかけ 株は連日の下落で応答

中共党首・習近平は新年の挨拶で国民に経済への自信を求めたが、その結果、中国の株式市場は連続して大幅に下落した。

習近平は2024年の大晦日に2025年の新年の挨拶を行い、中国経済が回復に向かっているとし、国民は自信を持つべきだと主張した。しかし、1月2日に取引が再開されて以来、中国の株式市場、債券市場、為替市場は大きく下落した。上海・深セン300指数は2025年の最初の取引日に2.9%急落し、2016年以来最悪の新年のスタートとなった。この指数は先週累計で5%以上下落した。

同時に、人民元対ドルの為替レートは、7.35を下回り、中国国債の利回りは、過去最低を更新し、長期的な経済衰退の兆候を示している。

▶ 続きを読む
関連記事
北京で「ゴキブリ粉ラテ」が登場し、中国SNSが大騒ぎ。粉末と言いながら「生きていたころの姿そのまま」の外殻や幼虫をポンポン盛る強烈トッピング。
庶民の現実を映しただけで「社会分裂を煽った」と断罪された中国の人気配信者・戸晨風。官製メディアの名指し批判で、彼は完全に封殺された。ネットでは「彼の罪は何?」という怒りが渦巻いている。
台湾総統府が、高市早苗首相の「台湾有事」を巡る発言に対する中国の一連の反応を「日本への脅しは地域の安定を脅かす」と強く批判したことで、インド太平洋地域の緊張が高まっている
家族が海外に住むだけで高官は左遷対象。家族の帰国拒否が「罪」とされる中国。忠誠を家庭単位で査定する異常な統制が、官僚社会を覆っている
中国で「安心で安全」と宣伝された政府主導の投資センターが突然破綻し、返金ゼロのまま。生活資金を失った住民が抗議すると、警察が大量投入され連行や負傷者まで出ている