「日米同盟を新たな高みに」岩屋外相臨時会見 トランプ新政権と初会談報告
岩屋毅外務大臣は21日(現地時間18時53分)、ワシントンで臨時会見を行い、トランプ新政権との初の外相会談について報告した。岩屋外相は、ルビオ新国務長官との会談で「日米同盟を新たな高みに引き上げていく」ことで一致したと述べた。
岩屋外相は、日本の外務大臣として初めて米国大統領就任式に出席したことについて、「非常に荘厳な式典だった」と感想を述べ、「トランプ新政権が日米関係を重視している表れだ」と評価した。
会見で岩屋外相は、ルビオ国務長官との会談内容について、「幅広い分野について率直な議論、意見交換ができた」と説明。具体的には、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力や、経済、地域情勢などについて意見を交わしたと述べた。
関連記事
中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事のX(旧ツイッター)での投稿について、立憲民主党の泉健太前代表は「こんな総領事は日本に必要ない」と糾弾。国民民主党の玉木雄一郎代表も「今回の発言は度を越している」と指摘。与野党から非難の声が出ている。
高市早苗首相が国会で台湾有事に関する答弁を行ったことに対し、中国共産党政府が「内政への乱暴な干渉だ」と強く反発した。これを契機に、中国駐大阪総領事による過激なSNS投稿が台湾や米国の駐日大使を巻き込み、国際的な外交論争へと発展している。
木原長官は、高市早苗首相の発言を巡る中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事のX(旧ツイッター)への投稿について、「中国の在外公館の長の言論として極めて不適切と言わざるを得ない」と指弾。薛剣の国外退去はありうるかとの質問には、「中国側には適切な対応と明確な説明を求めている」と述べるにとどめた。
メローニ・伊首相は11月5日、高市早苗首相と電話会談を行い、来年前半の訪日に向けて調整を進める方針で一致した。
高市早苗首相は、韓国・慶州で開催されたAPEC首脳会議を終えた後の記者会見で、衆議院解散に関する質問に対し「今は解散について考える暇はない」と明確に否定した。