備蓄米 イメージ画像(Shutterstock)

コメ価格高騰が止まらず 相対取引価格が過去最高を更新

コメの価格高騰が続く中、業者間での相対取引価格が記録的な上昇を見せている。農林水産省の発表によると、2025年1月の相対取引価格は、すべての銘柄の平均で60キロあたり2万5927円となり、前月から1262円(5%)上昇した。これは2006年に調査を開始して以来、5か月連続で最高値を更新したことになる。さらに、前年同月比では69%もの大幅な上昇となった。

相対取引価格とは、全国農業協同組合連合会(JA全農)などの出荷業者が、農家から集めたコメを卸売業者に販売する際の価格のことを指す。この価格は、コメ市場の動向を示す重要な指標として注目されている。

今回の価格高騰の背景には、複数の要因が絡んでいると考えられる。2024年の夏に発生した「令和の米騒動」以降、コメの流通量が減少し、需給バランスが崩れたことが大きな要因の一つだと農林水産省はみている。また、猛暑による高温障害や水不足なども影響していると見られている。一方、キヤノングローバル戦略研究所の研究主幹、山下一仁氏は、「需給バランス」についての農林水産省の見方は間違っており、「根本原因には、減反によるコメの生産量減少がある」と述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
厚生労働省が28日公表した「人口動態統計速報」によると、令和8年上半期の出生数は34万2068人となった。一方、死亡数は77万8982人に上り、出生数を43万6914人上回った。大幅な人口の自然減少が続いている。
カントリー音楽の女王ドリー・パートンの生涯と功績を振り返る追悼記事。アパラチアの貧しい生い立ちからスターダムを駆け上がり、数々の名曲や慈善事業を通じて多くの人々に愛され続けた彼女の軌跡を紹介する
日本で高齢者を助ける通行人に「助けちゃだめ」と叫ぶ中国人観光客の動画が再拡散。南京彭宇事件や最近の賠償トラブルから、中国で人助けをためらう社会不信の背景を追う
フランスとサウジアラビアは、パリ近郊に3つの大型テーマパークを整備する計画で合意した。投資額は60億ユーロで、このうち1つは「ドラゴンボール」がテーマ。約2万2千人の雇用創出を見込む
「極端な気象が増えた」は思い込み? 気候学者クリスティ氏が過去100年のデータを除外なしで徹底再検証。浮き彫りになったのは、従来の説を覆す意外な事実と、データ処理の裏に隠された「もう一つの現実」だった