韓国最高裁は5月1日、共に民主党の李在明大統領候補による公職選挙法違反事件について、二審の無罪判決を破棄し、審理をソウル高等法院に差し戻した。(Chung Sung-Jun/Getty Images)

韓国最高裁 李在明氏の無罪判決を破棄 高裁差し戻し

韓国大法院(最高裁)の裁判官全員で審理する「全員合議体」は5月1日、最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補による公職選挙法違反事件について、二審の無罪判決を破棄し、審理をソウル高等法院に差し戻した。これにより李候補は再び控訴審で裁判を受けることになる。

裁判長を務めた曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長は、「李候補に無罪を言い渡した二審判決は、公職選挙法に関する法理を誤解し、判決に影響を与える誤りがあった」とし、審理のやり直しを命じた。

大法院は、「李氏の『ゴルフ発言』や『柏峴洞(ペクヒョンドン)に関する発言』は、公職選挙法第250条第1項に規定される『虚偽事実の公表』に該当する」と判断。また、故・金文基(キム・ムンギ)元・城南都市開発公社開発1処長とゴルフをしたという疑惑に関連して、李候補が「写真は捏造された」と述べた発言も虚偽の発言に当たるとした。

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