「子を持てば国家に弱みを握られる」国。
中国で「結婚・離婚手続きの簡素化」 なぜ中国人は子を産まないのか
結婚率・出生率の急落と離婚率の上昇が止まらない中国で、このゆゆしき状況をどうにか改善しようと、中国政府は補助金支給や手続きの簡素化などの施策を講じた。
5月10日、中国当局は、新たな「婚姻登記条例」を施行し、結婚・離婚の手続きにおいて、従来必要だった戸籍書類(戸口簿)の提示を不要とするなど、手続きの簡素化を図ったが、しかし、手続き上昔よりいくらかスムーズになったということだけで、人々は結婚するだろうか?
「あまりにおめでたい発想だ。未来が見えない、夢も持てない、子を持つことが負債になる社会など、誰が進んで家庭を築こうとするのか」とする反発の声も多く、出生率や結婚率の低迷の背景に「将来への絶望感」があった。
関連記事
現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。
四中全会を前後し、軍の張又侠派と習近平が台湾方針を巡り激しく対立。大規模粛清が続き、両派の対抗が深まり、軍内権力図も変化している。
ヤクルトが中国・広州の第1号工場を11月に閉鎖。中国市場の業績低迷で、昨年の上海工場に続き生産体制を縮小する。
中国、そして世界中の華人社会はいま、静かに覚醒の転換点を迎えている。俳優・于朦朧の死は、長く封じられてきた恐怖と沈黙を打ち破り、真実を求める声を呼び覚ました。この小さな火が、巨大な体制を揺るがす炎へと変わろうとしている。
中国俳優・于朦朧事件。警察が動かぬ中、市民が一丸となって真相を追い始めた。国営ホテル、人体標本、臓器狩り…一俳優の死が暴いた「国家の闇」は、いま中国社会全体を揺るがしている。