4月16日にマサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学の外観。(劉景燁/大紀元)

米議員 ハーバード大に 中共・イランとの不適切協力問題で調査要求

アメリカ連邦議会の共和党議員らが、ハーバード大学と中国共産党・イラン政権との不適切な協力関係を問題視し、内部文書提出や証言を求めて調査を要求した。学術機関の国際協力が国家安全保障上のリスクとなる可能性が注目されている。

議会教育労働委員会や対中国共産党(中共)特別委員会の主要メンバーが連名で、同大学のアラン・ガーバー学長に透明性のある説明を要求した。彼らは学術機関の国際協力が国家安全保障上のリスクに繋がる可能性に警鐘を鳴らしている。

公開書簡には、エリーズ・ステファニク下院共和党会議議長、アメリカと中国共産党の戦略的競争に関する選考委員会のジョン・ムーレナー委員長、ティム・ウォルバーグ教育労働委員会委員長が署名した。公開書簡ではハーバード大学が「中国共産党の影響力拡大を支援している」と批判しており、6月2日までに内部文書の提出と関係者の証言を求めている。

▶ 続きを読む
関連記事
米議会の超党派委員会は、中国共産党がレアアースなど重要鉱物市場を数十年にわたり操作し、サプライチェーンの支配を進めてきたとする報告書を公表した。補助金や低価格戦略を用いて競合を排除し、鉱物資源を地政学的な武器として利用していると警告した。
トランプ大統領は12日、政府資金法案に署名し、43日間の史上最長の政府閉鎖を終了。連邦職員の遡及給与と職場復帰、SNAP資金確保が実現。航空混乱も正常化へ。
アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの孫にあたるジャック・シュロスバーグ氏が11月12日、ニューヨーク市の下院議席の欠員をめぐる選挙に正式に立候補した。
米国史上最長43日間の政府閉鎖が終了へ。下院は賛成222対209で法案可決、トランプ大統領が署名予定。
トランプ大統領が提案した2000ドル配当について、財務長官ベセント氏は税制優遇で実現する可能性を示唆した。