「感染拡大防止対策の名のもとで封じられた車と軟禁された運転手、2025年5月21日に上海市浦東新区。(スクリーンショット)

「ゼロコロナ」の悪夢再び? 「封じられた運転席」に中国人が凍りついた日=中国・上海【動画あり】

ゼロコロナは終わってなどいなかった?

新型コロナの感染再拡大が、ようやく中国当局によって公に認められ始めたが、上海で撮影された1本の動画がSNS上を駆け巡り、全土に衝撃を与えている。

5月21日に上海市浦東新区のとある建設現場に停車中の建材を運ぶ大型トラックの運転席が封印されたのだ。同トラックの運転席には「下車厳禁」と書かれた封印シールが貼られ、運転手ごと車内に「軟禁」されるという、まるでかつての「ゼロコロナ政策」が再来したかのような光景が記録されたのだ。

▶ 続きを読む
関連記事
現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。
四中全会を前後し、軍の張又侠派と習近平が台湾方針を巡り激しく対立。大規模粛清が続き、両派の対抗が深まり、軍内権力図も変化している。
ヤクルトが中国・広州の第1号工場を11月に閉鎖。中国市場の業績低迷で、昨年の上海工場に続き生産体制を縮小する。
中国、そして世界中の華人社会はいま、静かに覚醒の転換点を迎えている。俳優・于朦朧の死は、長く封じられてきた恐怖と沈黙を打ち破り、真実を求める声を呼び覚ました。この小さな火が、巨大な体制を揺るがす炎へと変わろうとしている。
中国俳優・于朦朧事件。警察が動かぬ中、市民が一丸となって真相を追い始めた。国営ホテル、人体標本、臓器狩り…一俳優の死が暴いた「国家の闇」は、いま中国社会全体を揺るがしている。